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青年のカウンセリングは成人カウンセリングとは類似しておりますがそれなりの特徴がありあます。十代の方は親から離れて独立しようとしている発達段階にありますが、親との深い繋がりはまだあるので葛藤やトラブルになる可能性があります。例えば、独立しようとしすぎたり(いわゆる「反抗期」)、親離れの過程において独立心と依存心のどさくさ紛れに不健康的な異性関係を結んだりすることもあります。
また、青年へのカウンセリングの重要なテーマとして、皆さんが有している無能感や愛されていない感じなどの「中核問題」を和らげるため「精神防衛」を築くという現象です。場合によって、この精神防衛が非適応的であることでトラブルが発生してしまいます(例えば、回りの人の関心を求め過ぎたり、しがみついて非健康的恋愛関係を 結んでしまったりすることなど)。これらの非適応的な精神防衛は、どのようにトラブルをもたらすのか把握すること、また、中核問題による悪影響を軽減することは、セラピーの大事なプロセスではないかと思われます。より詳しい説明はこのページをご参照下さい: 「中核問題ー防衛パラダイム」を基づくカウンセリング、 「精神防衛が起しうる治療の妨害」を基づくカウンセリング、 「精神力動学的精神療法」を基づくカウンセリング、 「認知療法」を基づくカウンセリング。うつ病・不安症については、カウンセリング東京:不安症とうつ病のスペシャリストをご参照下さい。
児童や青少年における多くの問題はカウンセリングや行動の調整だけで改善は得られますが、稀には、重症のうつ病や不安症、注意欠陥多動障害などの大きな障害を起こしている煩いに対して精神科の薬を使わないと話によるカウンセリングがうまくスタートしません。精神科の薬に関しては、東京児童・青少年カウンセリングサービスが情報を提供したり、アドバイス及びカウンセリングをしたりすることはできますが、当サービスは医療施設ではないため、処方を得るのに日本の医師免許を持った医師を紹介し、診察を受けて頂くかたちになります。また、当センターが紹介するセラピストたちは独立しており、各々セラピストが受け持っているクライアントに対するカウンセリングの責任は当該セラピストのみにあります。 |